CS2のフロート・摩耗・パターン:見た目と価格が変わる仕組み
フロート値はスキンの摩耗度を、ペイントシードはモデル上の模様の配置を決めます。どちらもアイテムが作られたときに固定されます。スキンによっては、低いフロート値や珍しいパターンが価格に大きく影響します。

フロート値とペイントシードの違い
- フロート値は0〜1の数値です。 基本的に小さいほど摩耗が少なく、きれいに見えます。アイテムの生成時に決まり、プレイやトレード、時間の経過では変わりません。
- 状態の名前はフロート値の区分です。 FNは0〜0.07未満、MWは0.07〜0.15未満、FTは0.15〜0.38未満、WWは0.38〜0.45未満、BSは0.45〜1です。区切りの値はすべてのスキンで共通です。
- 生成される範囲はスキンごとに違います。 AWP | Asiimovは最小0.18なのでFNとMWがありません。Desert Eagle | Blazeは最大0.08なので、FT以上に摩耗した個体はありません。
- ペイントシードは0〜1000の番号です。 テクスチャのどの部分を武器に配置するかを決めます。多くのスキンでは細かな見た目の差ですが、一部のシリーズでは価格を大きく左右します。
- Dopplerのフェーズはシードでは決まりません。 フェーズを識別するのは内部の塗装番号であるペイントインデックスです。シードは同じフェーズ内の模様の配置に関係します。
- 確認は無料です。 インベントリの「ゲーム内で調べる」リンクをインスペクトチェッカーに貼り付けると、フロート値とシードを確認できます。
フロート値とは
フロート値(摩耗値)は0〜1の小数です。ドロップ、ケース開封、トレードアップ契約などでアイテムが生成されたときに設定されます。正確な数値はインスペクトデータから確認できます。0に近いほど摩耗が少なく、1に近いほど、そのスキンで表現される摩耗が大きくなります。
この数値は固定です。武器で撃つ、何年も保管する、別のアカウントへトレードする、といった操作で変化しません。別のフロート値が欲しい場合は、購入や開封、トレードアップ契約で別の個体を入手します。契約の結果は、投入アイテムの正規化したフロート値の平均から計算されます。
| 状態 | 略称 | フロート範囲 | 見た目の目安 |
|---|---|---|---|
| 未使用(Factory New) | FN | 0.00 – 0.07 | 摩耗が少なく、模様がきれいに残りやすい |
| 新品同様(Minimal Wear) | MW | 0.07 – 0.15 | 縁や出っ張った部分に軽い傷が見られる |
| 実地試験済み(Field-Tested) | FT | 0.15 – 0.38 | 区分内の幅が広く、個体による見た目の差が大きい |
| かなり摩耗(Well-Worn) | WW | 0.38 – 0.45 | 模様の擦れが目立ち、下地の金属が見えやすい |
| 戦いで傷ついた(Battle-Scarred) | BS | 0.45 – 1.00 | 広い範囲に強い摩耗が見られる |
フロート範囲の制限:FNが存在しないスキンもあります
各スキンには最小・最大の摩耗値が設定されています。生成される値はその範囲内に収まり、必ずしも0〜1の全域を使うわけではありません。この違いを理解すると、状態と価格の関係が読み取りやすくなります。
- 存在しない状態があります。 最小値が0.18のスキンなら、何個ケースを開けてもFNやMWは出ません。
- 状態ごとの希少さは範囲にも影響されます。 0〜1のスキンと0〜0.08のスキンでは、FNが占める範囲の割合が違います。ただし、範囲の幅だけから実際のドロップ確率を求めることはできません。価格は供給や需要も合わせて確認しましょう。
- 契約では範囲を正規化します。 投入する各スキンの最小・最大値に合わせてフロート値を換算してから平均します。単純なフロート値の平均だけでは結果を求められません。
実際の範囲と現在の価格を比較
スキンを選ぶと、ゲームデータに基づくフロート範囲、存在する状態、マーケットの現在の最安値を表示します。StatTrak™版も比較できます。
同じFTなのに見た目が違う理由
主に次の3つの要因が重なります。
- 同じ区分内でもフロート値が違います。 FTは0.15〜0.38未満と幅があり、0.16と0.37では摩耗の見え方が大きく変わる場合があります。別のスキンのFNとMWの差より目立つこともあります。
- シードが違います。 テクスチャの配置が変わるため、Case Hardened、Fade、Marble Fade、Crimson Webなどでは同じ摩耗度でも印象が大きく変わります。
- 摩耗する場所はスキンごとに違います。 傷は均等に付くのではなく、摩耗用のマスクに従って現れます。銃身から擦れるものも、マガジンから擦れるものもあり、同じフロート値でもAWPとGlockの見た目は異なります。
アイテムページでは、状態ごとのレンダー画像を比較できます。FNからBSにかけてどこが擦れるかを見る参考にしてください。例:AWP | Asiimov、AK-47 | Redline。画像は状態の目安であり、すべての個体を再現するものではありません。
パターンを決める0〜1000の番号
ペイントシードは0〜1000の整数で、1001通りあります。テクスチャの位置や回転、見える面に配置される模様を決めます。フロート値とシードは別の値なので、摩耗が少なくても一般的なパターンの個体もあれば、摩耗が大きくても珍しいパターンの個体もあります。
| シリーズ | シードによる違い | 確認するページ |
|---|---|---|
| Case Hardened / Heat Treated | 表面の青や金の割合。青が多い希少な個体はBlue Gemと呼ばれる | Case Hardenedのパターン |
| Fade / Amber Fade / Acid Fade | グラデーションの配置とフェード割合。100%はその武器の評価基準で最大のフェード | Fadeのパターン |
| Marble Fade | 色の配置。Fire & Iceなどの呼び名が付く組み合わせを生む | Marble Fadeのパターン |
| Crimson Web | クモの巣の数と配置。大きな巣が中央にある個体などが評価される | Crimson Webのパターン |
| Doppler / Gamma Doppler | 同じフェーズ内の模様の配置。フェーズ自体はシードではなくペイントインデックスで決まる | Dopplerのフェーズとパターン |
Fadeの割合は、シードと武器モデルから決まる表を使って算出します。「Fade 98%」は単なる目測ではありません。ただし、マーケットによって計算方法や評価基準が異なることがあるため、比較するときは同じ基準を使いましょう。
フロート値とシードの確認手順
- 1 インスペクトリンクをコピー
インスペクトに対応したCS2アイテムをSteamインベントリやマーケットで開き、「ゲーム内で調べる」のリンクをコピーします。
steam://rungame/730/.../+csgo_econ_action_preview...などの形式で、対象の個体のデータを参照します。 - 2 チェッカーに貼り付け
フロートとパターンにリンクを貼ると、フロート値、状態、シード、パターンの評価、現在の価格を確認できます。インストールは不要です。
- 3 既知のシードと比較
人気シリーズには、注目のパターンと画像をまとめたページがあります。例えばCase Hardenedの青の割合ランキングです。掲載されているかを確認し、評価理由と出品状況を合わせて見ましょう。掲載だけで価格の上乗せが保証されるわけではありません。
- 4 同じ状態の価格を確認
スキンページでは各状態とStatTrak™版の価格を比較できます。自分の個体に対応する状態を選び、通常の相場と希少パターンの評価を分けて確認しましょう。
フロート値とパターンは価格にどう影響するか
- 状態の区分で価格が変わります。 人気のスキンではFNとBSで大きな差が出ることがあります。アイテムページで全状態の現在価格を比較できます。
- 同じ状態でも低フロートに追加価値が付くことがあります。 FN 0.006やFT 0.151などが例です。ただし、上乗せ額はスキンやコレクターの需要によって異なります。
- 希少パターンは通常価格の数倍になることもあります。 上位のBlue GemやFire & Iceが代表例です。これは摩耗度とは別に、模様の希少さが評価されています。
- 多くのスキンではシードによる価格差はありません。 例えばAsiimovでは、シードが違うという理由だけで高く買う必要は通常ありません。実際の見た目と相場を比較しましょう。
- StatTrak™版とスーベニア版は別の区分です。 フロート値とは独立して価格に影響します。詳しくはスーベニアとStatTrak™をご覧ください。
フロート値についてよくある誤解
| よくある誤解 | 実際の仕組み |
|---|---|
| 使い続けるとスキンが摩耗する | 摩耗しません。フロート値は生成時に固定されます。 |
| すべてのスキンにFNがある | ありません。最小値がFNの範囲に入らないスキンにはFNが存在しません。 |
| 表示が0.00なら完全にゼロ | 表示桁数によって丸められることがあります。0.000xなどの低い値と、正確な0は別です。インスペクトデータの十分な桁数で確認してください。 |
| シードは後から変更できる | 既存のアイテムのペイントシードを変更するゲーム内ツールはありません。 |
| Dopplerのフェーズはシードからわかる | フェーズを決めるのはペイントインデックスです。シードだけでは判定できません。 |
| フロート値が低いほど必ず高い | 必ずしもそうではありません。見た目の変化が小さいスキンでは価格差も小さく、高フロートの外観が好まれる例もあります。 |
フロートチェッカー、インスペクトリンクの解析、各シリーズの注目シードをまとめて確認できます。
フロート値やシードを調べるよくある質問
CS2のフロート値とは何ですか?
スキンの摩耗度を決める0〜1の数値で、アイテムの生成時に設定されます。FNは0.07未満、MWは0.07〜0.15未満、FTは0.15〜0.38未満、WWは0.38〜0.45未満、BSは0.45以上です。
フロート値は時間が経つと変わりますか?
変わりません。生成時に固定され、プレイ、トレード、インベントリでの保管期間の影響を受けません。
FNがないスキンがあるのはなぜですか?
スキンごとにフロート値の最小・最大が設定されているためです。AWP | Asiimovの最小値は0.18なので、それより低い値は生成されず、FNとMWが存在しません。
ペイントシードは何を決めますか?
0〜1000の整数で、テクスチャの配置を決めます。多くのスキンでは細かな外観の差ですが、Case Hardened、Fade、Marble Fade、Crimson Webなどでは価格に大きく影響することがあります。
自分のスキンのフロート値とパターンを確認するには?
Steamインベントリやマーケットの「ゲーム内で調べる」リンクをコピーし、「フロートとパターン」のチェッカーに貼り付けます。Steamへのログインは不要です。
同じFTのスキンでも見た目が違うのはなぜですか?
FTは0.15〜0.38未満と幅があり、同じ区分でも摩耗度が違うためです。さらに、ペイントシードによる模様の配置や、スキン固有の摩耗する場所も外観に影響します。
Blue Gemとは何ですか?
Case Hardenedで表面の青が多い個体の呼び名です。1001通りのレンダーから青の割合を比較でき、特に評価の高いシードには通常価格を大きく上回る値が付くことがあります。
フロート値は武器の性能に影響しますか?
影響しません。変わるのは見た目で、取引価格にも差が出る場合があります。同じ武器ならFNでもBSでもゲーム内の性能は同じです。