CS2トレードのクールダウン:制限の種類と解除時期
「トレードのクールダウン」と呼ばれる制限には、原因も期間も異なるものがあります。CS2のトレード保護、購入後の制限、Steamのトレード保留、アカウント全体の制限を分けて、正確な解除日時の確認方法を説明します。

トレード制限の種類と解除時期
- アイテムの制限とアカウントの制限は別です。 アイテムのトレード保護中も、その武器を装備してプレイできます。ただし、再移動や変更などの操作は制限されます。
- トレードで受け取ったCS2アイテムは7日間保護されます。 2025年7月以降、保護中はトレード、売却、開封、変更、ストレージユニットへの移動ができません。
- マーケットやゲーム内で購入したアイテムも7日間の制限があります。 2024年10月2日のArmory更新では、ゲーム内ストア、Armory、コミュニティマーケットのアイテムの再トレード・再出品制限が案内されています。
- モバイル認証を使っていない場合の最大15日間は、別の保留制度です。 Steamのトレード保留は現在CS2アイテムには適用されません。一方、アカウント全体の制限はCS2にも影響します。
- サポートへの依頼で期間を短縮することはできません。 Steamは、トレードやマーケットの制限期間を個別に変更しないと案内しています。
「トレードのクールダウン」に含まれる制限
よく混同される仕組みは次の5つです。まず、アイテムに付く制限か、Steamのアカウント全体に付く制限かを確認しましょう。原因によって、待つ期間や今後の予防方法が変わります。
- CS2のトレード保護:トレードで受け取ったアイテムが7日間保護されます。受け渡し自体はすぐに完了します。
- 購入後の制限:ゲーム内、Armory、コミュニティマーケットで入手したアイテムに、7日間の再トレード・再出品制限が付きます。
- Steamのトレード保留:モバイル認証による保護が条件を満たさない場合、対象アイテムの受け渡しが最大15日間保留されます。CS2アイテムは対象外です。
- アカウント制限:パスワードのリセット、新しいデバイス、認証器の削除などにより、トレードやマーケットが2〜30日間など制限されます。
- トレード禁止・ゲームの禁止処分:詐欺への措置、VAC、ゲーム禁止などです。単なる待機時間とは異なり、永久に続く場合もあります。
CS2のトレード保護:受け取り後7日間
Valveは2025年7月15日、Premierシーズン3とともにトレード保護を導入しました。不正アクセスや詐欺に遭った場合、過去7日間の対象となるCounter-Strikeアイテムのトレードを巻き戻せる仕組みです。アイテムはすぐに届きますが、その後1週間保護されます。
Steamサポートのトレード保護アイテムの説明 によると、7日間は消費、変更、転送ができず、ストレージユニットへの移動も対象です。装備してゲーム内で使うことはできます。
- 再トレードとマーケット出品はできません。 7日間の保護が終わるまで、そのアカウントに残ります。
- 消費できません。 ケースやカプセルの開封、トレードアップ契約への投入などはできません。
- 変更できません。 ステッカー、チャーム、パッチ、ネームタグ、StatTrak™交換ツールなどによる変更はできません。
- ストレージユニットにも入れられません。 保管場所への移動も制限対象です。
- 保護を無効にはできません。 CS2の対象アイテムに自動適用されます。また、保護対象のアイテムと、この仕組みに対応しないゲームのアイテムを同じトレードに混ぜることはできません。
CS2アイテムの受け渡しには、従来のトレード保留は適用されません。アカウント側に別の利用制限がなければ、受け渡しはすぐに行われ、その後7日間のトレード保護が付きます。「15日間届かない保留」と「届いた後の7日間の保護」を分けて考えてください。
マーケット・ゲーム内購入後も7日間の制限
購入した場合は、トレード保護とは別に再トレード・再出品が制限されます。2024年10月2日のArmory更新では、Armoryを含むゲーム内ストア、トレードオファー、Steamコミュニティマーケットから取得したアイテムに7日間の制限が適用されると案内されました。
Valveは2018年にも、短時間でアイテムを繰り返し移動させる自動化サービスへの対策として、CS:GOのトレード後の待機期間を説明しています。現在の対象と解除日時は、過去の記事だけで判断せず、対象アイテムの説明欄で確認しましょう。
購入後も取引可能にならないアイテムもあります。2025年11月12日の更新以降、新しく購入したネームタグとStatTrak™交換ツールは、トレードもマーケット出品もできません。これは期間付きのクールダウンではなく、待っても解除されません。
Steamのトレード保留:モバイル認証なしで最大15日間
Steamのトレード・マーケット保留の説明 では、モバイル認証による保護が直近7日間の条件を満たさない場合、アカウントから出る対象アイテムが最大15日間保留されると案内しています。不正な操作に気づいて取り消すための期間です。CS2のトレード保護とは別です。
- モバイル認証の追加は今後の保留の予防になります。 有効化から7日間経過した後に作成した対象のトレードや出品で、条件を満たす必要があります。
- 既に始まった保留は短くなりません。 途中で認証器を追加しても、現在の保留期間はそのままです。
- 保留中のトレードを取り消すと、7日間制限される場合があります。 不正なトレードを止めた可能性があるための保護措置です。サポートへの依頼で短縮はできません。
- CS2アイテムにはこの受け渡し保留は付きません。 代わりにトレード保護が適用されます。ただし、以下のアカウント制限はCS2にも影響します。
アカウント全体の制限
こちらは個々のアイテムではなく、アカウントや使用中のデバイスに付く制限です。期間はSteamのトレードとマーケットの制限 およびモバイル認証の案内に基づく目安です。複数の条件が重なる場合もあるので、Steamの実際のエラー表示を優先してください。
| きっかけ | 期間の目安 | 制限される操作 |
|---|---|---|
| トレードでCS2アイテムを受け取った | 7日間 | トレード、売却、開封、変更、保管場所への移動 |
| ゲーム内・Armory・マーケットで購入した | 7日間 | 再トレードと再出品 |
| トレード保護の巻き戻しを実行した | 30日間 | 実行したアカウントのトレードとマーケット |
| モバイル認証なしで対象アイテムをトレードした | 最大15日間 | 受け渡しの保留。CS2アイテムは対象外 |
| 自分の保留中のトレードを取り消した | 7日間 | トレード |
| パスワードをリセットした | 5日間 | トレードとマーケット |
| 2か月以上利用していないアカウントでパスワードをリセットした | 30日間 | トレードとマーケット |
| 新しいデバイスやブラウザからログインした | 7日間 | そのデバイスからのトレードとマーケット |
| モバイル認証器を削除した | 15日間 | トレードとマーケット |
| 認証器を新しいスマートフォンへ移した | 2日間 | トレードとマーケット |
| Steam Guardを最近有効にした | 15日間 | Steam Guardの有効期間が条件を満たすまでのトレードとマーケット |
| 未確認の新しいカードで支払った | 3日間 | マーケットでの購入 |
| 7日以上前かつ1年以内の有効な購入履歴がない | 購入履歴と待機期間の条件を満たすまで | コミュニティマーケット |
クールダウンの終了予定を計算
選んだ出来事の日時に、通常の制限期間を加えて計算します。実際の解除時刻や複数の制限は、この計算だけでは判定できません。最終的にはSteamインベントリの説明やエラー表示を確認してください。
正確な解除日時を確認する方法
- 1 Steamインベントリを開く
制限中のアイテムもインベントリに残ります。見た目だけで判断せず、説明欄を確認してください。
- 2 対象アイテムを選ぶ
パソコンではアイテムにカーソルを合わせるかクリックし、スマートフォンではタップします。トレード・販売可能になる日時の表示を確認してください。
- 3 トレード保護のマークを確認
トレードで受け取った保護中のアイテムには、インベントリや取引画面で専用のマークが付きます。購入後の再出品制限と区別できます。
- 4 トレード履歴を確認
Steamのトレード履歴には最近の取引が並びます。身に覚えのない移動があった場合、対象となる保護付きトレードの巻き戻しもこの画面から確認します。
- 5 アカウント全体ならエラー内容を確認
個々のアイテムではなくアカウントが制限されている場合、トレード画面やマーケットに理由が表示されます。上の表と照らし合わせてください。
制限期間を短くする方法はあるか
Steamは、トレードやマーケットの待機制限をサポートへの依頼で変更しないと案内しています。巻き戻し後の30日間、保留中の取引を取り消した後の7日間も、事情を説明して短縮できるものではありません。
期間付きの制限は、表示された条件を満たして待つのが基本です。次の対策は今後の不要な制限を減らすためのもので、進行中の待機時間を消す方法ではありません。
- モバイル認証を事前に有効にしましょう。 条件を満たすと、今後の保留や新しいデバイスに関する制限を避けやすくなります。既に始まった保留は短くなりません。
- 不要な認証器の削除やリセットを避けましょう。 新しい制限の原因になることがあります。ただし、不正アクセスの疑いがある場合は、取引予定よりアカウントの保護を優先してください。
- 機種変更では認証器の移行機能を使いましょう。 削除して追加し直す場合とは制限が異なります。Steamアプリの案内に沿って移行し、表示された待機時間を確認してください。
有料の「クールダウン解除」に応じないでください
第三者に料金や保証金を払ってSteamの待機制限を解除する仕組みはありません。「知り合いが解除する」「ボットで移す」などの誘いは、送金や認証情報を要求する詐欺につながります。
- Steamログインを求める解除サイト。 偽のフォームでID、パスワード、認証コードを盗もうとします。ログイン前にドメインを確認してください。
- 制限のないアカウントへ移すボット。 保護中のアイテムはボットにも転送できません。移動のためのオファーや認証コードを渡さないでください。
- Valve社員の知り合いを名乗る相手。 個別連絡で制限を解除するという説明を信じず、公式のSteamサポートを利用してください。
- SMSコードやトレード承認を要求する相手。 これらは認証器の操作や取引の承認に使われます。他人に渡してはいけません。
- 確認のための保証金。 支払うと、さらに手数料や保険料を求められる手口があります。解除のために送金しないでください。
- 確認メールの転送依頼。 メール内のリンクを他人に渡すと、意図しない操作の承認につながる場合があります。転送しないでください。
クールダウンではなく禁止処分の場合
解除日時のない取引停止は、待機制限以外の原因かもしれません。次のケースでは、プロフィールの色だけで決めつけず、Steamが表示する処分の種類と対象を確認してください。
- VAC禁止。 CS2でのVAC禁止は、そのゲームのアイテム取引やドロップなどにも影響します。Steamサポートへの依頼で解除することはできず、誤判定の場合の取り扱いはValveの仕組みに従います。
- 詐欺などによるトレード禁止。 期間付きの場合と永久の場合があります。一時的な禁止の終了後に、取引相手へ警告が表示されることもあります。
- 制限付きアカウントやマーケット利用条件の不足。 支出額によるアカウント制限と、7日以上前かつ1年以内の購入履歴などのマーケット条件は別です。Steamが示す不足条件を確認してください。
- コミュニティ禁止。 スパム、フィッシングなどSteamコミュニティのルール違反に対する処分です。取引やコミュニティ機能への影響、期間は処分内容によります。問い合わせ先はSteamサポートです。
- ゲーム禁止。 ゲーム開発元による処分です。CS2ではアイテムの取引やドロップに影響する場合があります。VAC禁止とは別の表示なので、どのゲームに対するどの処分かを確認してください。
| 表示される内容 | 考えられる制限 | 期間 | 対応方法 |
|---|---|---|---|
| アイテムの説明に保護マークと日時 | トレード保護 | 最大7日間 | 表示された解除日時を待つ |
| トレード時に「指定日までアイテムが保留される」という表示 | Steamのトレード保留 | 最大15日間 | 保留の終了を待つ。今後に備えてモバイル認証を設定。取り消すと別の制限が付く場合あり |
| 解除日時のある取引エラー | アカウントの待機制限 | 原因により2〜30日間など | 理由と解除日時を確認して待つ |
| プロフィールにトレード禁止の表示 | トレード禁止処分 | 期間付きまたは永久 | Steamサポートの案内を確認 |
| プロフィールにコミュニティ禁止の表示 | コミュニティ禁止処分 | 期間付きまたは永久 | Steamサポートの案内を確認 |
| VAC禁止またはゲーム禁止の表示 | VAC禁止/ゲーム禁止 | 処分による。VACは禁止が原則永久 | Valveまたは対象ゲーム開発元の公式案内を確認 |
不要な制限を避けるには
- 1 モバイル認証を早めに設定
取引直前ではなく、少なくとも1週間以上前から有効にします。対応ゲームのトレード保留を避けるための条件で、CS2アイテムの7日間のトレード保護をなくすものではありません。
- 2 通常の変更と復旧用リセットを区別
ログイン中の設定からのパスワード変更と、アカウント復旧としてのリセットは扱いが異なります。リセット後は通常5日間、長期間利用していない場合は30日間など制限されます。不正アクセスが疑われる場合は保護を優先してください。
- 3 アイテムは余裕を持って購入
ゲーム内やマーケットで購入したアイテムは、通常7日間再売却・再トレードできません。期限のある受け渡しでは、アイテムの解除日時を確認して計画しましょう。
- 4 普段のデバイスから取引
新しいブラウザやCookie削除後などは、7日間のデバイス制限が付く場合があります。モバイル認証を十分前から使っている場合は例外があるので、実際のSteam表示を確認してください。
- 5 スマートフォンを替えるときは移行機能を利用
認証器の移行と、削除後の再登録では扱いが異なります。一般的な目安は移行後2日間、削除後15日間ですが、操作画面に表示される条件を優先してください。
- 6 複数段階の取引には待機時間を見込む
トレードで受け取ったCS2アイテムは、7日間再移動や変更ができません。翌日に転売する計画は成立しません。ステッカークラフトやトレードアップ契約の準備でも、この期間を考慮してください。
ケースの中身と確率から、投入費用に対する期待受取額や損失の可能性を確認できます。
ケースの期待損益を確認クールダウンについてよくある誤解
| よくある誤解 | 実際の仕組み |
|---|---|
| お金を払えばクールダウンを解除できる | 第三者への支払いでSteamの待機制限を解除する仕組みはありません。 |
| サポートに頼めば期間を短くしてもらえる | Steamは、事情にかかわらずトレードやマーケットの待機制限を個別に変更しないと案内しています。 |
| 認証器を追加すれば進行中の保留が終わる | 既に始まった保留は短くなりません。今後の対象トレードのために設定します。 |
| 保護中のアイテムを別アカウントへ移せる | できません。転送や消費のほか、ストレージユニットへの移動も制限されます。 |
| トレード制限中はゲームで使えない | アイテムのトレード保護中も装備してプレイできます。ただし、消費や変更などは制限されます。 |
| 新しいアカウントならすべて回避できる | 元のアイテムの保護は解除されません。新しいアカウントにもSteam Guardやマーケットの利用条件があり、電話番号を共有する禁止処分の影響もあり得ます。 |
| トレードの巻き戻しには何の制限も付かない | 実行したアカウントは30日間、トレードとコミュニティマーケットを利用できなくなります。 |
| 盗まれたアイテムは何でもValveが復元する | サポートによる個別復元は原則ありません。対象となるCS2のトレード保護は、7日以内なら履歴から巻き戻せる別の仕組みです。 |
よくある質問
CS2のトレードのクールダウンとは何ですか?
アイテムの移動や取引を一定期間制限する仕組みの総称です。CS2のトレード保護、購入後の再出品制限、他ゲームの受け渡し保留、アカウント全体の制限などで、対象の操作と期間が異なります。
トレードで受け取った後は何日待ちますか?
CS2アイテムのトレード保護は7日間です。その間は再トレード、売却、消費、変更、ストレージユニットへの移動ができません。装備してプレイすることはできます。
コミュニティマーケットで購入した後は何日待ちますか?
通常は7日間、再トレードと再出品が制限されます。ゲーム内ストアやArmoryからの入手にも同様の制限があります。正確な日時は対象アイテムの説明欄で確認してください。
トレードのクールダウンを早く解除できますか?
Steamサポートへの依頼や第三者への支払いで、待機期間を短縮することはできません。Steamに表示される解除日時と条件を確認してください。
15日間のトレード保留はなぜ起きますか?
対応ゲームでは、モバイル認証の有効期間が7日間の条件を満たさないと、アイテムの受け渡しが最大15日間保留される場合があります。CS2アイテムにはこの保留は適用されず、受け取り後のトレード保護が適用されます。
制限が終わる日時はどこで見られますか?
Steamインベントリで対象アイテムの説明欄を確認してください。アカウント全体の制限なら、トレード画面やマーケットのエラーに理由や期間が表示されます。
トレードを巻き戻すとどうなりますか?
過去7日間の対象となる保護付きトレードがまとめて取り消され、出品は戻り、保留中のオファーも取り消されます。実行したアカウントには30日間のトレード・マーケット制限が付きます。相手にはこの制限は付きません。
パスワードをリセットした後は何日待ちますか?
通常は5日間、2か月以上利用していないアカウントでは30日間などの制限が付きます。ログイン中の通常のパスワード変更とは扱いが異なります。実際の制限はSteamの表示で確認してください。